第117話「キャパを超えた週末」 診断から3年11ヶ月 2026.6.2

この週末は、コートリルの力を借りながら過ごすことになりました。

金曜日はイレギュラーな仕事があり、気温も高く、体力的にも負荷がある一日でした。
午後からの仕事も思っていた以上に慌ただしく、それが夕方のコルチゾールの「谷」の時間帯に重なり、アドレナリンで持ちこたえているような体感になりました。

私の場合、この感覚はコルチゾール不足が始まる時の初期サインのひとつとして捉えています。
本来なら横になって休みたかったのですが、その後に出かける予定もあったので、翌日の予定も考えてコートリル2.5mgを頓服しました。

土曜日は、かなり前から予定していた、夫婦で受けるパーソナルトレーニングの日でした。
できれば万全のコンディションで参加したかったのですが、前日のダメージが残っていて、朝から体調はあまり良くありませんでした。
夫からは無理をしない方がいいと言われていましたが、この日のために時間を確保して来ていただくトレーナーさんにも申し訳なく感じて、参加することにしました。
昼食後にスポーツドリンクで補給し、トレーニング前にコートリル2.5mgを追加して臨みました。

普段は、運動もコートリルが不要な範囲に収まるように調整しています。
ただ、今回は新しい試みでもあり、時間も私にとっては少し長めの1時間でした。
ある程度の負荷は想定していましたが、それでも完全にはカバーしきれず、その日の夜もかなり体調が悪くなりました。
翌日までダメージを引きずることになり、久しぶりに少し危うい状態になりました。

その翌日の日曜日は、友人からBBQに誘っていただいていました。
ただ、この状態で30度を超える屋外で長時間過ごすのは危険だと判断し、前日の夜のうちにキャンセルの連絡を入れました。

今回飲んだコートリルは、金曜日に2.5mg、土曜日のトレーニング前に2.5mg、日曜日の夕方の外出前に2.5mgの合計7.5mgでした。
最低限の活動を維持しながら回復することができましたが、かなり体調の悪い週末でした。

疲労との見極め

副腎皮質機能低下症では、コルチゾール不足によって体調不良になることがあります。
ただ、その時に感じる疲労感やだるさは、健康な人でも体力不足や睡眠不足、暑さや運動の負荷によって起こることがあります。

今回の場合でも、土曜日に一緒にトレーニングを受けた夫も、土曜日から日曜日にかけてダメージを感じていたようでした。
副腎皮質機能低下症だから辛かったというだけではなく、健康な人にとってもそれなりに負担になる内容だったみたいです。
なので今回は、コルチゾール不足以外の要因も考慮して、体の機能を維持するために必要な最低限の補充にとどめました。

症状はバロメーター

私は以前から、コルチゾール不足で本当に問題なのは、つらい症状そのものではなく、血圧や血糖、体の循環などの「体の機能を正常に保てなくなること」だと思っています。
そして、コルチゾール不足の時に出るさまざまな症状は、「今どれくらい体が正常に働けなくなっているか」を教えてくれるバロメーターのようなものとして見ています。

できるだけ余計な薬を飲まないようにしているので、コルチゾール不足の初期サインも含めて、ちょっとした変化にも気付きやすいのかもしれません。
コートリルを飲むかどうか、どれくらい飲むかを考える時も、「つらい症状を抑えたいから」ではなく、「生理的に足りているかどうか」を基準にしています。

その考え方のおかげで、日常生活の中で飲み過ぎて困ることは、あまりありませんでした。

ダメージ自体は別問題

また、今回の経験から、一度体調を崩してしまった後は、コートリルを追加しても、その後のダメージを完全に防げるわけではないように感じました。
コートリルを足すことでコルチゾール不足の補正はできても、体が受けた負荷そのものは、別に回復させる必要があるのかもしれません。
実際、今回は夫も同じようにダメージを感じていたので、副腎皮質機能低下症だけの問題ではなく、単純に負荷が大きかった可能性もありそうです。

ただ、副腎皮質機能低下症の場合は、そのダメージや疲労そのものが新たな負荷になることもあります。
そう考えると、どこまでを回復のための休養で乗り切るのか、どこからをコートリルで補うのか、その判断は今でも難しいと感じています。



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