第49話「回復の為に」 診断から1年6ヶ月 2024年1月11日
前回の内分泌での絶食・コートリル抜きの結果を受けて、11月の末からコートリルを頓服に切り替えて過ごしているので、今回は早朝コルチゾール値ではなく、ランダムコルチゾール値(朝9時〜12時・最後の服用から18時間後)を目安に採血を受けてみました。

※ランダムコルチゾール値(朝9時〜12時)
結果はコルチゾール8.1μg/dL・ACTH12.1pg/mLで、低めではあるものの、どちらも基準値内に入っていて、内分泌の専門医のS先生も「やっぱり回復しているのではないか」という見立てでした。
先日読んだ副腎皮質機能低下症の回復の可能性についての論文に掲載されていた図に当てはめると、診断時のACTH刺激試験の30分後のコルチゾール値は12.7μg/dL以下で、その後も長く低値が続いていました。
ですが、ランダムコルチゾール値が7.3μg/dLを超えたタイミングで、主治医から初めて「回復の可能性がある」という見立てをいただいたので、日本でも同様の基準が使われているのかもしれません。
左の図「可逆的な原因で副腎機能不全を発症した患者」では、3年以内に回復するケースが多いとされています。
もし喘息の吸入薬が少なからず影響していた場合でも、右の図「ステロイド治療歴のある患者」のうち、デルタコルチゾールが3.6μg/dL以上、またはランダムコルチゾール値が7.3μg/dL以上の分類に該当するため、数値だけで見ても回復の可能性が高いレベルまで持ち上げることができたようです。
旅行の際にコートリルを3.75mg頓服して以降、コートリルに頼らずに過ごせています。
軽い運動や活動量が多い日の夜は寝つきが悪くなることもありますが、寝込むほどの体調不良にはならず、翌朝に少し浮腫みや倦怠感が出る程度で済んでいます。
一度だけ、コルチゾール不足のような症状(関節痛・頭痛・胸焼け・息苦しさ)が出たことがありましたが、無添加のスポーツドリンクと梅タブを補給して安静にしているうちに回復できました。
この体験を通して、「あと少し回復するために何を減らすべきか」が少し見えてきた気がします。
日本でも、欧米と同じように回復しているケース(特に特発性・下垂体炎・ラトケ嚢胞・医原性など)は時々あるそうです。
CYP(薬物代謝酵素)やCBG(コルチゾール結合グロブリン)の影響もあり、やはり精査できる薬は見直す方が治療がしやすいこと、そしてコートリルを多く服用しても効果が比例するわけではなく、むしろ効きにくくなることもあることは、心の片隅にいれておこうと思います。
良い数値が続いているとはいえ、私の場合は診断当初のコルチゾール1.6μg/dLという低値の経緯があるため、しばらくの間はS先生のもとで経過を見ていただくそうです。
予定していた検査入院は、今漸減している薬を断薬できた後の体調を見て、改めてスケジュールを組むことになりました。
引き続き、回復の妨げにならないライフスタイルを意識して過ごしていこうと思います。
