第32話「不調の正体」 診断から1年 2023年7月21日
副腎皮質機能低下症と診断されて1年1ヶ月が経ちました。
今回の内分泌専門医・S先生の受診日は、いつものようにスッキリ起きることができず、倦怠感と脱力感で体調が優れなかったので、もしかするとコルチゾール値が低いのかもしれないと思いながら採血へ向かいました。

※食事あり・朝6時に服用・通常時・9時半の採血・睡眠○・体調△
朝にコートリルを5mg服用した検査結果は、ACTHが2.9pg/mL・コルチゾールが9.9μg/dLでした。
ナトリウム、カリウム、血糖値などの電解質も正常だったことから、倦怠感と脱力感はコルチゾール不足ではなく、夏バテか軽い風邪の可能性が高いとの見立てでした。
コルチゾール値は、これまでの同条件の検査の中で最も良い数値だったことから、薬の吸収率を高めるための腸内環境の改善も、引き続き意識していこうと思いました。
負荷は目に見えないため、体調不良の時のコルチゾール値が基準値内でも、必ずしも十分とは限らないそうです。
白黒はっきりつけられないケースもあるため、「後で倒れてしまうような予兆がある時は、早めに追加しましょう」というアドバイスをいただきました。

以前から定期的に検査しているDHEA-Sは10μg/dLとさらに低値で、長期的にACTHが低い状態が続いていることを示していて、やはり視床下部性の可能性が高いとのことでした。
その他のホルモンは今のところ基準値内とのことで、今後も定期的に様子を見ていく方針になりました。
DHEA-Sについては、アメリカでは補充療法が行われているものの、「足りないから補う」という考え方で、体調改善に明確なエビデンスがあるわけではないとのことでした。
現時点では、日本では導入されていないという説明も受けました。
私の場合、生涯にわたりコルチゾールを補充していけば、いつも通り平穏な日常を送ることは可能ですが、ACTHの分泌が健康な人より弱いため、負荷や活動量がキャパシティを超えると対応しきれず、体調を崩すことがあるとのことでした。
思っていた通りの見解をいただき、少し安心しました。
平和で安全な人生も悪くありませんが、やりたいことをやり、行きたい場所へ行き、好きな人たちと楽しい時間を過ごしたいという気持ちがあります。
適量の補充の範囲内でできることを少しずつ増やしていけるように、これからも体調を整えていこうと思います。
今回は、ちょうど受診のタイミングで体調不良が重なったことで、コルチゾール不足だと思っていた症状が、実はそうではなかったかもしれないという気づきがありました。
健康な人でも日常的に不調を感じることはあるはずなので、その正体を見極められるよう、これからも経験を積み重ねながら、体調管理の知識を深めていこうと思います。