第111話「専門外来の卒業」 診断から3年7ヶ月
今日は、専門医のS先生のいる大きな病院での診察でした。
これまで2〜3ヶ月ペースで通ってきましたが、今後は年に1度の経過観察となり、コルチゾールやACTH、下垂体のMRI、関連するホルモンの値を診ていただく形になりました。それ以外の日常の管理については、かかりつけ医のH先生のクリニックで、必要な分のコートリルを処方していただきながら過ごしていくことになりました。
内分泌の専門医の手を離れることに、少し不安な気持ちもあります。ただ、ここまで回復してきた経過と、最近はかなり安定して過ごせていること、これまでの体調の変化やコートリルの使い方を含めて、私自身が適切に判断できている状態だと評価していただけたということでもあるみたいです。
これからは自分で舵取りをしながら、コートリルを飲みすぎて病気を悪化させないように、そして不足によって体調を落とさないように、バランスを見ながらコントロールしていく段階に入りました。
※DHEA-Sの推移
今回確認した前回の採血結果では、DHEA-Sは23μg/dLと、一時期よりは改善していたものの、やはり低めの値でした。今の身体の状態を踏まえると、必要な場面で最低限のコートリルを使いながら、日常生活を安定して送っていくことが現実的な落とし所になるとの見立てでした。
この3年7ヶ月の通院を振り返ると、病院は「治療のための場所」から、「経過を確認する場所」へと変わってきていました。常に助けてもらう場所から、自分の判断の答え合わせをする場所へと少しずつ役割が変わってきたことも、大きな変化だったように思います。
原因不明の体調不良が始まってから9年1ヶ月、自分の身体の特性を理解しながら、自分のポテンシャルの範囲の中で安定して暮らしていく方法が、ようやく現実のものとして見えてきました。これからも無理をせず、必要な時には適切にコルチゾールを補いながら、安定した状態を保って過ごしていきたいと思います。