第84話「新しい課題」 診断から2年7ヶ月
コートリルを頓服に切り替えてから1年3ヶ月が経ちました。今日は内分泌の受診日で、9時ごろに安静採血をした結果、コルチゾールは10.2μg/dL、ACTHは12.8pg/mLでした。昨日から少し体調が優れなかったものの、血中コルチゾールが10μg/dL前後あることが確認できて安心しました。

※コートリル抜き・安静・9時頃の採血・睡眠⚪︎
コルチゾールは負荷がかかると高く出やすいものの、数値は流動的で断定が難しい部分も多いそうです。私のケースでは「負荷があっても上がらないよりは良い」という観点と、「ミネラルバランスが崩れていないかどうか」をあわせて、不足の有無を判断しているとのことでした。
専門医のS先生の見立ては、今回も「一時的な要因による機能低下の可能性」でした。私のような経過をたどる人もいるそうですが、大きな病院の内分泌科には、基本的に不可逆的な副腎不全の患者さんが多く、回復事例はあまり多くないとのことです。
経過が良好なので、今年から受診の間隔を下げていただき、その代わりに毎回安静採血を行うことになりました。初回となる今日は、この3ヶ月間の体調の変化や頓服の頻度、運動の継続状況などを報告しました。
ラトケ嚢胞について
下垂体のラトケ嚢胞についてはまだ詳しく精査できていないため、S先生の提案でトルコ鞍の単純MRIを再度撮ることになりました。何か病変があったとしても、現時点ではコルチゾールやACTHに関与している可能性は低く、もし今回も変化がなければ特に問題はなく、経過観察で差し支えないとのことでした。
内視鏡検査時のカバー
今年中に内視鏡検査を受ける予定ですが、私のケースでは検査時に5mg・終了後に5mg(計10mg)を服用すれば良いそうです。普段は安定した栄養摂取が体調維持の礎になっているので、絶食による検査の負荷がどの程度影響するかは、まだわかりません。
終診について
終診の判断は、入院での負荷試験で正常な反応が確認されることが基準になるそうです。その場合は、S先生を紹介してくれたH先生のクリニックに戻り、必要に応じてレスキュー用のコートリルを処方してもらいながら生活する形になります。
ただ、現状では日々の栄養管理や運動前の対策のおかげで、コートリルなしでも体調を維持できています。そこで、負荷試験を実施する目安として「対策なしで運動してもコルチゾール不足の症状が出なくなったタイミング」を提案したところ、S先生も納得して合意してくれました。
今回の受診で新しい目標も見えてきたので、引き続き、体に優しいライフスタイルを心がけながら、安定した状態を目指していこうと思います。